作家・今東光先生が心酔していた幕末・天保の義人と言われたの大阪奉行所の与力・大塩平八郎ゆかりの木を自宅の庭に集めておいたものを、今先生の希望で奥道後ゴルフクラブへ移植したものです。残念ながら一番の巨木は枯れてしまいましたが、3番ティーグランド横には「クロガネモチの森」と名を付け残っております。6番のグリーンにも巨木が春の季節に小さな白い花を咲かせその存在感を誇っております。
4月後半から1番・5番のティーグランド後方にたわわに実る「山桃」がプレーヤーの目を引きます。1番・5番には雌木があり5月には花が咲き、夏には桃のような小さな実が沢山実ります。11番には雄木の森がまるでOBを待っているかのように茂っておりますが、山桃は雌木にしか実ができません。ティーショット前に2~3粒口にされるプレーヤーも多くいます。
奥道後ゴルフクラブに縁の作家・柴田錬三郎先生の代表作「眠狂四郎」から「古武士」にちなみ特に愛した花で、柴田先生の意を汲んで坪内が12番の斜面一面に「辛夷」を植樹したものです。桜と競うように咲く真っ白な大型の花は桜をも圧倒する風情です。但し、コブシの花はOBゾーン。くれぐれもご用心下さい。
15番ホールの左側一面にビッシリと植え込まれた木蓮は従来の外が紫で内側が白の花と、「白木蓮」と呼ばれる真っ白な花を咲かせる2種類が咲き誇る様はとても壮観です。ホールを埋め尽くす花は「百日紅」と「梅」がありますが、それにも負けない位の見事さです。眼下の国道からでも木蓮の最盛期には「白の帯」のように見えます。
6番ホールの左斜面一面に「海棠桜(カイドウサクラ)」と一緒に真っ赤な花を咲かせます。 ついつい花の綺麗さに見とれてボールを打ってしまうと、OBの危険性あり。万一助かっていてもボケの棘は痛いです。くれぐれも用心して、鑑賞するだけにして下さい。秋には「花梨」と同じく大きな実をつけます。
本来は高山植物の「シャクナゲ」。細い枝の先に艶やかなピンクの花が咲きます。インスタートの通路に乗用カートに擦れんばかりに密集しております。 前半・後半のスタートに向かうプレーヤーのやる気を後押しするかのように見事に咲き誇っています。
春真っ盛りの季節を代表する花です。ゴルフ場では珍しい「鹿の放し飼い」の柵の中に咲く「八重桜」と時を同じくして「谷越え」の4番ホールに向かってプレーヤーを後押ししてくれるように咲きます。4番ホールへの通路脇に生垣のように咲く「つつじ」と「鹿」に心が和むことでしょう。
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